高いブランド品よりも
誕生日に高いブランド品を貰って、自慢気に話をする女性。
良く周りに居ますよね。
確かに人から効果なプレゼントを貰ったら嬉しいですが、人によってはインターネットサイトなどでその商品の値段を調べ、商品の値段=自分への評価。
と、捉える人も居る昨今。
それに、そのプレゼントが気に入らなかったらどうしてくれよう?
気に入らない理由は様々ですが。
さて、そんなプレゼントに悩む昨今。
私にもプレゼントを選ばないといけない時がやって参りました。
当時仲良くなって間もない友人の誕生日が、誕生日だと知ったその日だと知らされ、タイミング悪くその日は夜中まで仕事だった私は、その時は完全に諦めて居ました。
友人達が待つ自宅への帰り道、私は小さな路地にひときわ輝くお店を見つけました。
それは、お花屋さんでした。
何で花屋さんがこんな時間まで?
と疑問でしたが、これはチャンスだと思いました。
その時はしりませんでしたが、飲み屋の多いこの辺りでは夜中まで忙しく仕事をしているようです。
中には女性の店員が忙しく働いて居ましたが、声をかけると快く販売していただけました。
花はあまり詳しく無いですが、とにかく様々な色と品種が有り、驚きました。
友人の好きな色や服装のイメージから、紫のバラをメインに周りの花も全て紫にしていただきました。
おまけに、リボンもメッセージカードも紫に。
いきなりの来店にも関わらず、こんなに素敵な花束が出来上がるとは。
先程までは、重たい足取りだったのに。
花束を手に入れた瞬間スキップしてしまいそうでした。
帰って友人にプレゼントを無事に渡すと、友人は大喜び。
花はなかなか貰えないし、自分では買わないから嬉しい。
と言っていました。
それこそ個性的で、ブランド大好きで花とは縁が無さそうな友人。
そんな友人が綺麗に咲いている花をどうにか形に残そうと、写真を撮ったり試行錯誤していて、どんな高価なプレゼントをしたときよりも反応が良かった気がします。
物を貰ったら使っている内にその瞬間の喜びは薄れて行くもの。
でも、花はその綺麗さが儚いだけに、喜びは色濃く思い出に残されて行くのだと、私は学びました。
誰とも比較出来ないから、素直に喜べる。
そんな素敵なプレゼントを、大切な誰かに送ってみませんか?